學志館の国語指導方針

論理的思考力を育てよう!

筆者の感性に寄り添うことができれば国語の点数は取れる・・・読解力は生まれながらのセンス、感性に基づいている・・・というのは誤解です。さまざまな文章に接し、日本語を感じる力を磨くことは大切ですが、それでは片翼で飛ぶようなものです。
情緒中心の講義スタイルから論理中心の国語教育にシフトしていかなければ、論理的読解力の向こう側にあるもの、つまり論理的で説得力のある文章を書く力は習得できません。

西欧をモデルにした模倣中心教育でも論理的発信の力は望めません。詰め込み主義の型にはまった学習では自分の考えをきちんと発信できる学生を育てられず、国際社会における日本人の発言力の無さが嘆かれるようになってから久しいのが現状です。 しかし皮肉なことに、受験全般を通して記述力が最も求められ、出題されています。

image

現代文は論理的思考を試す科目です。筆者の主張の筋道をたどることは論理構成を理解することです。論理力の強化をすると国語力は必ず伸びます。それには一貫したやり方で学ぶことが重要です。
論理とは関係性の事なのです。読解力は関係性をひも解く手順を学ぶことから培われます。対立関係、イコールの関係、因果関係の分類を習慣的に行う読み方の育成が必要です。
まず一文の構造をひも解いていきます。主語・述語の関係、修飾語の位置などを確認して構造を理解していきます。次に文章同士の関係性。そして段落構成の関係性です。そこに一貫して流れる筆者の主張をつかむ手法を段階的に習得してもらいます。

論理とはまた、他者に理解してもらう道具でもあります。自分だけに通じる言語では説得も伝達もできません。それには自己中心の世界から、他者意識を強めた大人の世界へのドアを開く必要があります。他者に対してきちんと筋道を立てて説明や描写をする。この作業を繰り返すことで人の話の筋道の理解が深まり、自分の言葉の構成にも意識が高まって行きます。昨今、感情的な言葉やパターン化した流行語を多用する傾向の子供が少なくありません。キモイやダルイなどの奥行きのないことばがその例です。論理の学習が進むと次第に言葉の選択と語彙の重要性を考えるようになり、日常語に変化が表れてくるのも特徴と言えます。

文章の筋道が整理されてくると正確さとともに読む速さが促進されます。見通しの良い道路ではスピードを出しやすくなるのと同じなのです。 論理力が培われると他の教科に好影響を与えます。その設問が何を求めているかの理解が早く正確になることと、情報の整理力が鍛えられているからです。

幼いころの言葉の習得が早いと、「できる」と勘違いしてしまいがちですが、語彙数の少ない時期に得意であっても、学年が上がり、語彙が急速に増加すると国語が分からなくなってしまうことがあります。今まで速く処理できていたものが、コンピュータの処理速度が落ちるのと同様に情報の多さをさばききれなくなるのです。論理力があれば文章の交通整理が迅速にでき、交通量の多さも大きな渋滞を起こさずに対応することができます。 これらを総合的に考え、出口汪の論理エンジンシリーズを採用しています。